
令和7年の粟田大燈呂は終了しました。
たくさんのご声援ありがとうございました。
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左:実行委員会(運営) 右:大燈呂プロジェクト(制作)
粟田大燈呂とは?
「粟田大燈呂(あわただいとうろ)」とは、毎年10月に行われる粟田神社(京都市東山区)最大の祭礼である「粟田祭」で巡行する、高さ4mにもなる大きな灯篭の山車です。青森ねぶたの源流とも言われています。大燈呂は粟田祭の1日目の御出祭(おいでまつり)・神賑行事(しんしんぎょうじ)にて粟田神社参道に展示され、2日目の「夜渡神事(よわたりしんじ)」で夜渡行列の一部として、鉾や松明、笛太鼓とともに粟田の夜を鮮やかに彩りながら氏子区域を巡行します。
5分でわかる大燈呂(YouTube動画)
制作年:2020年
制作者:粟田大燈呂プロジェクト(京都芸術大学)
1.粟田祭の概要
2.粟田神社の概要
(粟田神社宮司 佐々木氏)
3.大燈呂の歴史~復活の経緯~大学との連携~子ども提灯の取り組み
(粟田大燈呂実行委員会会長 前田嘉右衞門氏)
4.大燈呂巡行の様子
※2020年(令和2年)に、「体育の日」が「スポーツの日」に名称変更となりました。
祭の日程

【 粟田祭1日目 】
御出祭・神賑行事
大燈呂展示
日時:2025年10月11日(土)
17時半〜21時頃
場所:粟田神社参道周辺
毎年10月スポーツの日前々日(粟田祭1日目)に開催
粟田祭1日目、粟田神社では粟田祭のはじまりの儀式として、神輿に御神霊をお遷しする御出祭が執り行われ、石見神楽や祇園囃子(平成女鉾清音会)などが奉納される神賑行事が斎行されます。境内には出店も並び、多くの人で賑わいます。粟田大燈呂は参道周辺にずらりと展示され、子ども提灯は境内へ続く坂に並び、粟田神社に足を運ぶ人々を出迎えます。





MAP


【 粟田祭2日目 】
夜渡神事
大燈呂巡行
日時:2025年10月12日(日)
17時〜21時頃
場所:氏子区域
(三条通〜知恩院前~白川沿い~古川町商店街周辺)※巡行マップ参照
毎年10月スポーツの日前日(粟田祭2日目)に開催
粟田祭2日目の夜は、夜渡神事が斎行されます。17:00に粟田神社を出発する鉾や松明などの夜渡行列に、東急ホテル東山前で大燈呂が加わります。神宮道を通り知恩院瓜生石前まで巡行した後、神仏習合の儀式である「れいけん祭」を17:30頃から執り行います。その後白川沿い、三条通、古川町商店街などを通り、約4時間をかけて氏子区域を巡行します。松明に剣鉾、太鼓に笛の音、「ほいっと〜ほいっと〜」の掛け声が響き渡る粟田の夜に、大燈呂が鮮やかなあかりを灯します。



れいけん祭とは…
約400年前の旧暦9月14日の夜、おおきな石の上に瓜が覆っており、そこに御金札(金のおふだ)があって光り輝いていた。その金札には「感神院新宮(粟田神社の旧社名)」と銘があったため神の御降臨であると金札は神社に納められ、金札の現れた石は「瓜生石(うりゅうせき)」と名付けられました。この故事により毎年、御神宝の阿古陀鉾と地蔵鉾が「夜渡り神事」とよばれる行列を為し、金札の現れた瓜生石の周りを三度巡拝する「れいけん」の神事を執り行います。「れいけん」とはおそらく「霊験」ことであり、粟田の大神様が御降臨されたことを畏れ敬い感謝を表す祭りです。「れいけん」の後氏子町内を巡ります。(粟田神社HPより引用)
巡行マップ
※時間は目安のため、前後する可能性があります。


大燈呂紹介
2025年の新作大燈呂3基はこちら!


午(うま)
来年の干支である午(うま)を表現。粟田の地では御神馬として人々の旅路の安全を祈る象徴として多くの参拝者に親しまれている。時代を駆け抜ける力強さや未来を切り開く原動力と、粟田地域の希望と繁栄、未来への祈りが込められている。祭後は東急ホテル東山の正面(三条通)ショーウィンドウへ展示される予定。

クシイナダヒメノミコト
粟田神社の主祭神の一柱で、衣食住守護のご利益があるといわれている奇稲田比賣命(くしいなだひめのみこと)。神社の右座に祀られている。益鳥として大切にされてきたツバメと繁栄の象徴である稲を乗せており、粟田地域の人々の生活が災いから守られ、豊かであってほしいという思いが込められている。

出世恵美須
粟田神社の摂社である出世恵美須神社に祀られている細見の恵美須様。牛若丸としてしられる源義経が奥州に旅立つ前に源氏再興を祈願した恵美須神である。本作品は「福禄寿喜」をテーマとしており、来られた方々が心豊かで長く幸せな人生になって欲しいという願いが込められている。また周囲には釣り竿や鯛、鶴や亀、宝袋など、多くの福も表現されている。恵比須様は粟田大燈呂スタッフと同じ黄色の法被を着ている。
2025年の大燈呂全10基
※写真は2024年のものです
祭期間外の展示
粟田祭の期間外は、京都東山にある東急ホテル東山の正面(三条通)と中庭のショーウィンドウに常時展示されています。中庭の大燈呂の点灯時間は18-22時で、ホテル利用者以外でもご自由にご覧頂けます。足湯も楽しめます。

正面(三条通)ショーウィンドウ

東急ホテル東山の
正面(三条通)ショーウィンドウ

中庭ショーウィンドウ
メディア掲載
●京都観光推進協議会発行『京ごよみ』
2013年3月号
粟田大燈呂実行委員会 会長 前田嘉右衞門 インタビュー記事
記事訂正:P5本文20行目 初年度は当初3基が巡行予定でしたが、実際は5基となりました。
●テレビ放映「粟田祭 華やぎふたたび 古都の祭」(30分番組)
NHKBS1 令和2年10月8日 日本語版
NHK国際放送 令和元年12月 英語版
祭の準備状況や京都芸術大学や神社境内での大燈呂制作過程、剣鉾奉賛会メンバーの練習風景、祭のお飾りの様子、れいけん祭、夜渡神事、大燈呂巡行、神幸祭の剣鉾巡行、神輿渡御など、粟田祭のすべてを放映。海外向けに英語版で放映し、大変好反響を呼びました。
受賞歴
- 2009「日本の空間デザイン2010」【地域特別賞】
(社)日本ディスプレイデザイン協会・六耀社
- 2009「京都デザイン賞」【学生賞】
(社)京都デザイン協会
- 2012「東山3K(観光・交通・環境)大賞」
東山「観光・交通・環境」協力会議
- 2014「未来の京都まちづくり推進表彰」
京都市
- 2014「きょうと地域力アップ貢献事業者等表彰」
京都市
アクセス
最寄駅
●京都市営地下鉄東西線
「東山駅」「蹴上駅」徒歩7分
●京都市営バス
「神宮道」徒歩5分
連携先
粟田大燈呂は下記団体と連携のうえ、運営や製作を行っております。
粟田大燈呂協賛企業
(五十音順)
粟田大燈呂は氏子の皆さまをはじめ、多くの方々のご支援のもと成り立っております。多大なるご支援に大変感謝申し上げます。
また現在、大燈呂を応援していただける京都をはじめ全国の皆さま、企業や団体、個人の皆さまからの協賛を募集しております。
協賛金は大燈呂の製作費や運営費に当てさせて頂きます。粟田大燈呂の継承とさらなる発展のため、是非とも協賛をお寄せいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。ご賛同頂ける方は、お問い合わせフォームよりご連絡をお願い致します。